猫といえばたいてい水が苦手だが興味津々で覗きにくる子はそこそこいる。
だけどコテツは一味違う。
お風呂にやってくるにはどうしてもやらなきゃいけない事が彼にはあるからだ。
コテツに気付かれないように差し足忍び足でそーっとお風呂に入ろうとしても
ある時は堂々と、またある時は全力で走ってくる。
私の後をついてくるのです。
なぜかというと
それはバスタブに浮いているフェイスブラシを狩るため。
こんな風に狙いを定めて・・・
狙うは前方1時の方向!
視線はそのまま、肉球が濡れるのも気にせず!スタスタ・・・
バシャバシャ!!
短い指を最大限広げて!(笑)
ハングッ!!鋭い牙で一撃!!
見よ!誇らしげに歩くこの勇姿✨
時には足を滑らせ、水の中に肘まで突っ込み、鼻のあたまが湿り、水滴が滴り落ち毛色が変わろうとも・・・
このあと洗い場のシャワーの攻撃を全身に浴びようとも
怯む事なく出口へと向かう。
そして洗面所にたどり着きコテツは危険なミッションを終えた。
私はドアを閉める。
やっと訪れた飼い主のリラックスのタ〜イムの到来!❤️
さてとゆっくり入ろっと♪
しかし!
ミッションクリアしたにも関わらず「ナーーーオ、ナーーーオ」と訴え呼び叫ぶコテツ😱
扉を開けろ!って事?
扉を開けるとコテツはまたブラシを「バスタブに放て!」と凄まじい目力でじっとこっちを見ている。
コテツよ・・
私はゆっくり入りたいんだよ(´-ω-`)
足を伸ばし首まで浸かり、目を閉じて・・・
濁り湯とアロマの香りに包まれ・・・
バスライトを灯す。
1日の疲れをここで取り、堪能したいのだよ(懇願)
今夜もまた脱衣所のコテツの気配に怯え
それでも扉を開けてしまう下僕な私であった。