
最近猫のトイレの前を通ると嫌なニオイがする時があってなんでかなぁ〜?と思っていたらトイレの横に小さな水たまり・・・汚れ防止に敷いていたトイレシートにもシミが・・・
オシッコされていました
「トイレ臭う〜」はこういうことだったのか〜

砂におしりをつけずに立ったまま「チチチチ」っとしっぽを高らかに振るわせながら立ったまま「ピッピ」とオシッコを壁にひっかけていたことが判明!
砂を被せる仕草すらなくそのままシラ〜と立ち去るひみの姿に呆気に取られて固まってしまいました。 他の3匹もトイレのへりに前足を乗せてお尻だけトイレだったり、側面ギリギリで踏ん張っていたり、砂を撒き散らし走り去ったりして。
猫の尿は濃度が濃くフローリングにおしっこがついたままだとニオイだけでなく、木自体が傷んでしまいます。 急遽トイレシートで壁や床をバリケードをしたけれど、これでは見栄えが悪いだけでなくコストもかかるし掃除の手間も増えてしまい本当に困ります。

我が家のダメなトイレはこれ
使っているのは脱臭・消臭・吸収性と三拍子揃ったマットと砂を両使いするタイプのシステムトイレの3個、(特大1・普通サイズ2)のトイレを3台を4匹の猫で使ってもらっています。

見栄えも悪いのですが、まず猫の頭数のトイレが必要なのを考えると、大きめのトイレひとつは2頭分とはいえず完全にトイレ不足ですね。
猫を知る
たとえ無防備に猫がへそ天をしていても、野生をどこかにホントに忘れてきているわけではない。 猫は基本群れず、そしてプライドを持った誇り高き生き物。

鼻の匂いを嗅ぎ分ける細胞の数は人の2倍、嗅ぎ分ける能力は数万から数十万倍ある(ちなみに犬は100万倍)ということは、自分以外の猫や残り香、飼い主さんの匂いなどの嗅ぎ分けはおそらく完璧です。 臭いニオイや苦手なニオイだったら相当敏感に感じているし、気に入らないトイレとしてレッテルを貼られれば問題行動を起こす子がいても不思議ではありません。
気に入らない時の猫の仕草とは
● 座ろうとしているがどこにするか迷っているような素ぶり
● 少しずつ前に進み何度も座り直し繰り返していくうちに徐々に腰が上がるような体勢になる
● トイレのふちに足をかけ前足でフチをはらうような仕草をする
● オシッコをした後に砂もかけないで慌てるようにトイレから飛び出す
● 外に出てから適当(いい加減)にパッパと砂をかける。
●トイレに足をかけたり、トイレのふちや周りの壁をカリカリする。
こんな仕草を見たら砂の触り心地が悪かったり、ニオイが気に入らない、トイレの場所や形など猫にとってなんらかの問題があるサイン。

自然の砂に近い鉱物タイプの猫砂に切り替えたらちゃんと座って砂もかけてトイレをするようになったよ〜という猫も多いみたいです。
(2)触りたくない。 砂はかけるふりで、まぁいっか・・・
トイレのヘリや空中をかくような仕草をするときは、肉球に付いた猫砂を取りはらっている場合もあるけれど、「猫が嫌いな形状の砂」なのかもしれません。 オシッコやウンチに砂をかけたいけれど触りたくないからトイレのへりや空中をかいて仕方な〜く砂をかけているつもりになっているというわけです。
(3)狭いからこうするしかない
砂の大きさや固さなど肌触りが好みでない場合にトイレに入るのさえ嫌がる猫もいます。 トイレのフチに足をかけて排せつしている場合は、猫の大きさに対してトイレが狭すぎるということもあります。 今より大きいトイレがいいかもしれません。
猫の健康を考えるとトイレ環境はとっても大切。 設置場所やトイレまわりの環境、猫砂を見直すことで猫との関係もより良くなって仲良し度をアップさせたいですね。
猫砂の種類は?
猫のトイレに使う砂は新しいタイプもあるけれど大体大きく分けて約6種類ありますが、 良い香りと強力な脱臭力、軽くて持ち運びが楽、砂も粉も飛び散らずトイレのお手入れは簡単、そして軽くてなんと言っても安い・・・などこちら側の理想はこんなトイレ砂でしょうか。 しかし猫にとってはどうでしょう。
猫の気持ちになって考えてみると・・・。
🐈⬛ 猫の要求
肉球の触り心地や砂を掻く時の砂の感触が気持ちいい〜♪
オシッコもウンチもしっかり埋められる
場所はひっそりと落ち着けるところで他の猫の目が気にならない
香りは自然で心地いい
粉は舞い上がって目や鼻や口に入らないものがいい
こんな感でしょうか?
私たちだって虫や悪臭、きついニオイのする汚れて暗く狭いトイレより、清潔でよく掃除が行き届き、ほのかに心地よい香りがする・・・そうホテルのようなトイレだったらどうでしょう? つい長居しちゃうかもしれないですね。

猫が好む砂は細かくて硬めがいい・・・という研究結果があるそうですが、砂の種類は結構多種多様で大きさや形、香り付きなものなどもあるので選ぶのは迷ってしまいそうですがひとつずつ代表的な特徴をお話しします。
🧻 ペーパーサンド(紙タイプ)
😇 メリット
なんといっても量があるのに軽くて持ち運びがしやすいことがメリット。 そしてトイレに流せるタイプのものもあり、消臭力を高める成分を加えているものや砂に香りがついていて種類が多い。 紙をぎゅっと堅く固めてあるような砂なので粉ホコリは他と比べると立ちにくく、燃えるゴミとして出すことができるなど扱いが楽なのが一般的です
👿 デメリット
粒が軽いのでトイレの後の砂かけが強い子は、周りに粒ごと飛び散らせてしまう場合がある。 またオシッコの量が少ない場合やおしっこのしたばかりだとパラパラとかたまりが崩れてしまうことがある。 粒はなるべく細かめの方が処理しやすいように思えます。
🧻 鉱物(ベントナイト・ゼオライト等)粘土の一種で鉱物からできている
😇 メリット
自然の砂に近いから年齢性格問わず猫に好まれやすく、粘土なので吸水力や固まる力も抜群です。 オシッコをがっちりと固めてくれて強力な消臭力を持つ。 固まった砂はスコップで取り、燃えるゴミとして出せるのが通常なのでゴミ捨てやトイレのお手入れは楽。
👿 デメリット
オシッコで湿るとオシッコではない独特のニオイがあるので気になる人は要注意です。 また重い製品がほとんどなので持ち運びが大変。 粒については細かい砂が肉球の間に入り込む場合もあるので嫌う猫もいます。 また猫や飼い主が排泄物を取るために砂を掘ると鉱物の細かい粉が舞い上がりやすく、肉球に付いた砂を払いながらトイレから出る時に粉と粒が外へ飛び出しやすいです。

🧻 シリカゲル 脱臭剤として使われている素材
😇 メリット
なんといっても細かい粒子でオシッコの液体自体と、ウンチやオシッコのにおいを強力に吸収して臭わないことがメリット。 尿を吸収しても固まらずにそのまま乾き普段はウンチだけ取り除けばいいので楽です。 処理は燃えないゴミとして出すのが通常。 頭数にもよりますが数週間取り換えなくていいからお勤めや普段多忙な飼い主さん宅にオススメです。
👿 デメリット
足につきやすい猫砂が多いので足にくっつくのが苦手な子はもしかするとトイレに入ってくれさえしない場合があり、好き嫌いが分かれやすい。

🧻 ヒノキ
😇 メリット
おがくず、木、ヒノキの廃材などで出来ていて燃えるゴミとして出すことができ、トイレにそのまま流せるものもある。 また、素材の自然な香りだから猫に好まれやすく 排泄物のにおいを木が持つ消臭力で消すからニオイが気になる飼い主さんにもオススメ 。
👿 デメリット
飼い主さんには快適だが、ヒノキの香りを嫌がる猫もいるので要注意。 またしっかり固まる鉱物タイプに比べたら木製タイプは弱いので崩れてしまうこともある。

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🧻 オカラ
😇 メリット
- 鉱物系の砂は粉塵が舞い上がり空気が汚れるというデメリットに対し、おからは大豆の絞りカスなので空気も汚さず、食べられるものを使っているので安全で安心して使うことができる。 また見た目は木製の砂とあまり変わらないのですが、おからの砂は木の砂と比べると重さが全く違ってとても軽いので、持ち運びがしやすいのがメリットです。 トイレに流せるし燃えるゴミとして処理もできる。 そして比較的に水に溶けるので一度にたくさんでなければトイレに詰まることはないです。(メーカーにより違いもあるので使用方法は確認してください)また、おからはとても安価でひと月に総替えすることを考えると1L500〜600円前後のおからはコストをあまり気にせず使えそうだからコスパもグッドです。
👿 デメリット
独特なニオイがある。 慣れてしまうえばそんなに気にならないのですが、おからの特有なニオイがあまり好きではない子がいます。 もちろん無害で安全なのですがもし苦手な様ならば慣れるまでは木の猫砂と少し混ぜて使ってみるといいです。 またおからの猫砂には凝固剤としてコーンスターチやデンプンが使われていて、ペーパーの猫砂よりは湿気に弱くないので部屋の湿気や天気に左右されて固まる力が落ちてしまうことはないのですが、おからの性質上固まるまで少し時間がかります。 そのためすぐに処理しようとすると砂がパラパラと崩れてしまうことがある。(他の猫が掻いてしまい壊れてしまうこともあるかもしれませんね) 片付けるのに少し時間ををいて固まったか確認してからお掃除するといいですよ。
🧻 システムトイレ 固まらない砂と脱臭シート(マット)をセットにして使う
😇 メリット
オシッコを吸収・消臭効果のあるシートあるいはマットを使いまた、消臭する砂を同時に使うので二重の消臭パワーを得られる。 固まるタイプではなく吸水する砂なので、オシッコを吸って固まった砂をその度に捨てるタイプと違って手間がない(ウンチは取り除く)
👿 デメリット
砂だけではなくシート、またはマットを買わなくてはいけないからコストがかかる。 また、砂の形状が変わったものが多く、やや大きめなものが多いので猫が慣れるまで少し時間がかかる子がいる。(その場合は猫にゆっくり付き合ってあげて切り替えができるといいです) そしてトイレには流せないので地方持自体の廃棄物分類に従って捨てるようにする。
設置場所
1. 周りに嫌な音がする電化製品や、猫が怖がったり苦手とする物がトイレの近くや、通り道にある
2. 相性の悪い猫がトイレへの通り道や近くにいるような場所
3. 過度の人通りがある場所
猫が排泄をしているときは未防備になるので落ち着いてトイレを使うことができないような場所にあると、トイレを使わずに不適正な他の場所にしてしまう問題行動が現れることがります。 また我慢をして体調を壊してしまうこともあるのでここはしっかりと慎重に考えてあげたいです。

大きさ
猫のトイレは、体長の1.5倍程度の長さが理想的です。 ちょうど衣装ケースくらいでしょうか・・・トイレのふちに足を乗せて排泄している場合は、小さすぎるか砂が汚れている場合によく見られる行動。 また猫の成長とともに子猫用から大人用のものに、大きめな子にもシフトチェンジすることはとても大事です。 またトイレの個数は飼い猫+1が適正。 猫は綺麗好きなので他の猫がしたオシッコやウンチ、砂などが飛び散っていたり砂の山がボコボコとして乱れているのも嫌います。綺麗好きですね。
深さ(またぎやすさ)
ゴミ箱のような深形でその中に砂を入れて猫さんが飛び込むようなトイレもあります。 砂が周りに飛び散らず猫の好奇心を利用をした斬新なトイレですが子猫やシニアには不向きかもしれません。 あまり深いトイレはまたぎづらいですし、トイレを済ませた後の猫のジャンプで床に砂が飛び散ることも考えられます。 もし深めなトイレの場合はステップを用意したり工夫してあげるといいです。
清潔なトイレ
猫はとにかくめちゃくちゃきれい好き。 ウンチがずっとそのままだったり、他の猫が掘って砂が明らかに荒れた状態、トイレの周りも含めて散らかっていたり内側にウンチなどの汚れがついたままだったりするとトイレを使いたがらなくなります。 こまめに掃除をしてときどき丸洗いをして、砂が足りなくなった時は足りない分を新しい砂で付け足すのもいいのですが、1ヶ月くらいしたら砂を全部取り替えるなどして清潔に保てば理想的です。
しかし注意することがあります。 完璧な掃除で全く匂いが消えてしまうと猫は環境の変化で今まで使っていたトイレを使わなくなってしまう子がいるということ。 掃除をした時には使っていた砂をスプーン一杯くらいとっておいて、それをサーッと蒔いておくと自分の匂いがして安心して使ってくれるので、完全にニオイを消さないように・・・。

トイレの種類
●箱タイプ
シンプルな箱タイプは中に砂を入れるだけのシンプルなもの。 気に入った砂を使い固まった部分だけを取り除くというものです。 このタイプはカバーや屋根がないので砂の飛び散りが防げませんがいつトイレをしているのか気付きやす処理も早く対応でき衛生的です。
●屋根付きトイレ
猫のトイレシーンが見えないようにしたい場合や、ニオイが広がるのを防ぐ、砂の飛び散りをなくす・・・などメリットがあるが猫目線で考えると自由なスタイルで排泄できない。 ニオイがこもりやすいく周りも見えず怖い・・・などの理由で、苦手とする猫が意外と多くいるのも事実です。 また飼い主サイドではトイレシーンが見れないことと、処理するタイミングが分かりずらいこと。 猫さんの大切な健康チェックとしてトイレの状態を見ることはとっても大切です。
●システムトイレ
引き出しタイプの二重構造になっている。下の段には専用のシートを敷いて上段には専用の砂を入れます。猫が気に入ってくれれば、ニオイがこもりにくく処理もラク。 上段・下段でそれぞれニオイを消臭するのでニオイが気になる・留守がちである飼い主さんや、また最近では多頭飼いの飼い主さん用にオシッコを多く吸収するシートなどもあり、飼い主のスタイルに合わせて使い分けることができるのがいいですね。 ただ割とコストがかかるのが少し残念です。
まとめ / 現在検証中・私が今選んでみたものは・・・?
お尻をつけないのは汚いから・・・座り心地が悪いからかな・・・と思います。 砂の種類は大きさや重さ、肉球の肌触りやトイレの形状、また優れた嗅覚を持つ猫にとってのニオイは私たちとは全く比べものにならないくらいさまざまなニオイを敏感に、そして強烈に感じていることが想像できる。 そして猫は自分を取り巻く環境にも繊細でナイーブな動物なのでトイレの設置場所についてもよく考えて置き場所を決める必要がある。
お気に入りのベッドの位置が変わりそこに他の猫がたまたま寝ていたとする。 単なる模様替えだったし、たまたまいつもの場所と違う所に置いただけなのに猫はかなりのショックを受けると行動学にあります。 大ショックな猫はもう自分の居場所は無くなったと勘違いをして、ハゲを作ったりお腹が壊れたり・・・ほんとに可哀想なくらいナイーブ。
客人が来るとどこかへ隠れてしまう猫のことを空気が読めない・・・などという人がいるが、空気を読んで一人さっと身を引くのは、察しよく気が利く動物であると考えます。 猫にとってトイレ事情に問題がなければきっとお座りしてしてくれるはず。 何が良いのかはやってみないとわからないので、我が家ではトイレとして衣装ケースとこの砂を使ってみることにします。
このケースに砂を入れて普段ほとんど使われていないダイニングテーブルの下に並べ置いて様子を見たいと思います。
ひみが新しく作ったトイレに興味津々・・・
おっ、早速右足投入
砂をかきはじめた! この後お尻をつけるのか・・・それともまた立ちション?
㊗️座った! 神妙な表情だけど完全にお尻をつけています!

ごめんね、ちょっと見せてね
かなりカチカチに固まりました。 ちょっとした発掘気分でほりほり(笑)

ニオイは好物の砂がおしっこで濡れてオシッコではなく好物が濡れたニオイが少します。
ややっ、コテツも早速
モモちゃんもいたしています

今回はこの組み合わせで様子を見たいと思いますが、物珍しさで利用してくれた可能性もあるので注意深く様子を見たいと思います。
ウンチやオシッコをしたら速やかに取り除くのはもちろんのこと、ちょっと大変だけど定期的にトイレを洗って、清潔を保つことが大切なので頑張りたいと思います。 砂は継ぎ足しだけでなく、ある程度(ひと月くらい)して固まりが悪くなったりしたり、汚れが気になるようになったら全部交換することも忘れないようにしなければいけません。
砂もトイレも飼い主が猫のために一所懸命考えて「これだ!」と決めたトイレです。だからこそ猫の健康のために気持ちよく使えるものであって欲しいです。
いろいろ試して住まいの環境と猫にぴったり合うトイレを追い求めてより良いトイレを目指していきます。

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