そのう炎?羽を膨らまし震える・・・①

インコ・横顔

こんにちは、我が家の羽衣セキセイインコのポンパちゃん(男の子)のことを書きたいと思います。

この日は本当に大変な1日だったんです。

前夜深夜にめちゃくちゃひどい腹痛に見舞われて眠りについたのは朝方4時半頃。それから2時間弱ほど寝て朝から施設の見学が二軒と、前から頼まれて注文してたシルバーカーを首を長くして待っている母に届ける予定がありました。 絶不調だったので絶対に帰ったらゆっくり休もうと思っていました。 なんとか無事に済ませてやっとこさ午後3時頃帰宅。 帰ってみたら・・・えっ!何?嘘! 朝はあんなに元気にさえずっていたポンパがとっても具合が悪そう・・・・・。

目次

症  状

時午後3時頃、脇を空けて翼を広げて息が上がっている様子で口をパクパク、体を震わせて羽を膨らませて明らかに普段と違うポンパ。 止まり木には捕まっているがケージにくちばしで捕まる仕草もしている。 とにかくしんどそうな状態。

ケージの様子

今日は朝から忙しく、帰ってからお掃除するつもりでまだ掃除をしていなかったが下に敷いてある新聞紙のかじり片がいつもより少なくフンも少ない。 あまり汚れていない。下痢、軟便の感じはないけど餌は食べた跡はあるが少ないことから食欲もない感じ。(具合が悪く食欲が落ちるため大体2、3日前から糞が減るとのこと。私は気付かなかった😓)

部屋の温度

室内の温度は27.5度湿度は少し高めかな?というくらい。 湿度は少しジメっていう程度。 ポンパの部屋はサーモスタットで28度に設定。

☘ 獣医さんに言われたこと

止まり木やエサ箱を清潔にすること、食べて減った餌に更に新しい餌などを足さず全替にすること。 言われたことに気をつけていても2ヶ月強の割合でそのう炎を最発症するポンパ。 その都度そのう炎の薬を2週間ほど飲ませるとすぐ元気になるがまた発症する。 そんなことを繰り返しながらこの一年過ごしてきました。

とにかく急いで病院へ! 

 病院

かかりつけ医は本日休診。 電話してみたが留守番電話のため諦める。 市内の動物病院をあたるが鳥は専門ではない事を了承の上で来院してくださいと言われるし、この辺りは水曜日休診が多くてなかなか見つからない。  とにかくポンパはとてもしんどそう、肩で呼吸をして翼を広げてワキワキのポーズ。 目を閉じて止まり木の上でゆらゆら揺れている。 今にも落ちてしまいそう。 (鳥は瀕死の状態でも外敵に襲われないように元気なふりをするんです) たとえ今命が事切れそうでもその瞬間までベストを尽くす(泣)私はそれを知っていたので、今にも落鳥してしまそうなポンパは相当悪いと言うのはわかりました。 そして鳥はあっという間に命を落とす・・・。 ある動物病院のホームページに大きな鳥はダメとあったのを大きな鳥でなきゃダメと焦って見間違えていたことに気がつき、セキセイインコならこの病院で診てもらえる! すぐ電話で問い合わせしながら出かける準備をしました。 とにかく急いで時間外で別料金でもなんでもいいから早く早く!!! とにかく病院へ走りました。

まず問診・検査

なんとか診療前に到着。  死なないで・・・(泣) 

普段家庭での環境や生活について聞かれる。 部屋の温度・寝かせている時間・食欲・フンや尿の状態・体重・触診・そのう検査・検便・羽の艶・動作を見ながら話して診察をしているうちにすぐ検査結果が出る。

先生が実際見せてくれました。 そのう液をガラス板の上に出してみると泡立つ。 粘性であることがわかる(本来はサラサラ)モニターで見ると免疫力の低下がわかる。フンには常在菌が現れている。 軽症だけど日和見感染も起きている。

病 名 『発情による慢性そのう炎』

発情を頻繁に起こす環境下におかれ、吐き戻しをし、そのう炎を繰り返し発症したことで免疫も下がり細菌に侵され非常に良くないとのこと。 発情を抑制することがそのう炎の発症がなくなるのでとにかく発情をさせないことがキーになる。 ということで、まずはこれを守るように!!とっても大事!

セキセイインコのカップル

発情をさせない五箇条

🌼 野生の鳥と同じように日が暮れる夕方5時頃には部屋を暗くする

🌼 保温はしない

🌼 性の対象を隠す、与えない

🌼 栄養価が過度に高い餌は与えない

🌼 少しだけストレスをあえて与える

 

医 師 の 説 明

🌼 発情期

薬

明るい時間が長くなると発情が促される。 そしてその明るくさせている時間が長ければ長いほど発情が強くなる。 具体的に言うと6時間から8時間以上明るい時間に置かれると発情のスイッチになるとのこと。 夕方の5時から6時頃にはケージに光が全く入らないカバーなどをかけて静かな場所に置き、12時間以上の睡眠が取れるように寝かしてあげる。 カバーは遮光性のあるもので完全に暗くしてください。

家族の声やテレビの音がする場所ではたとえ遮光カバーをかけていても寝かせていることにはなりません。 音や生活音のがしない静かな場所に移動して寝かせるようにすること。

 

🌼 暖めない(体調が悪いときは30度を目安に温めてあげてね♨️)

季節のあるところにいる温帯の鳥は気温が高くなると繁殖しやすい。(春から夏にかけて繁殖する)要するに気温を高くすると発情しやすくなるので真冬でも暖房がかかっている部屋では繁殖するということ。一年中暖かくして季節感のない飼育をしていると一年中発情が起こる。特別に鳥が元気であるなら保温は過剰にしない方がいい。 人と同じ環境で暮らせるようにするのもいい。 とは言っても急に寒すぎてしまうと体調を崩してしまうので鳥の体重を計ったり食欲など体調管理をしながら寒くても耐えられる丈夫な体力づくりをしながら温度を少しずつ下げていくことがよろしい。 でも病気や体力が落ちている時はきっちり30度に上げて保温するようにする。

ちなみに完全な発情期になると温度を下げても抑制にはならないので効果はないことも知っておきたい。 とにかく発情させないことが大事なんです。

セキセイインコ

上の写真はゴーぺんさんと遊んでいるポンパですが、実は恋をしているのです💦 相手の鳥がいる時は分けて一羽にする事。 見えても鳴き声を聞いても発情を促すと言うから大変です。 また求愛は鳥に限らず人に慣れているなら飼い主さんであったり、鏡やおもちゃ、止まり木やはしごなどに求愛や発情する。 発情の相手になっている人の声や、スキンシップ、話しかけすぎたりしないようにする。 悲しいやら嬉しいやら複雑ですけど私に恋してくれてました。 今日から話しかけもスキンシップもダメ。冷たいそぶりをしなきゃいけなくなった私にとっても辛いし悲しい・・・。

またケージの新聞紙などをかじるようならそれは巣材となるので紙をしかないようにする事。また餌入れや狭いところに潜り込むような行動があれば潜り込めないように障害物や小さめなエサ箱に換えるなどする。

放鳥の時は様子を見て、カーテンの隙間・バッグや引き出し・本棚の隙間など鳥がじっとして止まっている時などは巣とみなしていることもあるのでそのような場所を作らないようにします。

🌼 高カロリー・豪華な餌はダメ

高カロリーの餌は発情を促進する。エサの量や内容を考え、鳥に必要な栄養分だけが取れるよう調整し体重管理をすることが発情を抑えることになります。 2週間後の診察の時に先生が餌の調合についても教えてくれるとのこと。後ほどアップしますね。

セキセイインコ・三羽

🌼 わざと適度のストレスを与える

人に慣れているとりの飼育環境は外敵がなくストレスを感じることがないので発情しやすくなります。 ストレスがあれば発情が止まる可能性があります。ケージや置き場所を定期的に変えたりする。 健康な鳥であれば試してみる。 しかしやり過ぎな変化は体調を崩す場合もあるので注意して行う。

明るくしている時間を短くし、高カロリーの餌やおやつはきちんと管理しダイエットをさせること。 恋のパートナーとみなすものを全て撤去・かまい過ぎはやめる・過保護にすると発情を起こしやすいので気を付ける。

かわいい小鳥のもしもに、備えあれば憂いなし!!

ま と め

ポンパちゃんを見立ててくださいました先生の第一声は『飼い方がよくない!』 

こんなこと初対面の先生に言われたら頭真っ白ですよね😓 目が点になるとかフリーズするとかよく言うけれどそれって本当なんだなって思いました。しかしこの先生全然嫌味がない!  薬の飲ませ方から飼育の仕方、言葉をすごく選んで、わかりやすくとにかく説明が丁寧。 質問もしやすくて今後の治療についても『頑張ろう!』と励ましてくれてなんと心強い! もうありがたくって本当について行きますって思いましたよ。

ポンパは私に向かって飛んできて、よくお喋りもする。 わたしの声、私の手、はしご、ブランコ、鏡、おやすみベッドに恋をしてたけど今は全部取り上げられちゃっています。 発情を促してしまうので声もかけられず、薄い布をかけられて薄暗い部屋で治療をしています。 インコ気性は熱しやすく冷めづらい情熱的な鳥。(ちなみに私の大好きなオカメインコは熱しやすく冷めやすいんですってよ❤️)それに加えポンパはストーカー気質の粘着体質と言われてしまって、なんだか気の毒。 また不謹慎にもフッと笑いそうになりましたが、実は現実は厳しくてこの3日間が山と言われてしまいました。 笑い事じゃないだよなぁ。 ホント・・・。
それに時々凶暴になって突いてきて悲しい!って思っていたけどそれは発情という自然の摂理だったの(TT) 人間の都合に合わせて生活させられて年中発情を起こし命を削っていたなんてホント飼い主失格です(反省)

以前いたPちゃんは本当ご長寿で14年生きてくれました。 思えばヒーターもなく、冬でもベランダで日向ぼっこ、食べ物も普通に売っているもの、青菜も時々。日が暮れれば真っ暗だったからなの? 発情も年に数回、羽の抜け変わりもきちんとしていたし、なんでポンパちゃんはこんな神経質に育てていたのかな? ん〜過保護に育てる私はやめてポンパのためにちゃんとしたママになるからとにかくお願い、元気になってくれないとちゃんとしたママにもなれないです。 今はしっかり体を治すことに集中してゆっくり休んでそれからですね。 強い子になろうね!

かわいい小鳥のもしもに、備えあれば憂いなし!!

🌟もしもの時に備えておきたいもの

通院用の小さなケージ・ホッカイロ(湯たんぽ)

ヒーター(ひよこ電球)

温度計

遮光カバー

薄手のカバー(布でもok)

サーモスタット

計量計

ポンパ

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