コロナ感染!飼い主がペットにできること

 

今まさにコロナという嵐の中にいる日本。

今後も別系統への置き換わりが起こり市中感染が拡大するかも知れない。 私がもしコロナにかかったらペットはどうなる? いつコロナになってもおかしくない今・・・慌てないために備えは大切です。 東京獣医師会のホームページを参考に記事にしてみました。

 東京都獣医師会 危機管理室 感染症対策セクションから

新型コロナウィルスになる前に飼い主がまずやるべきこと

🐈‍⬛ フードやトイレ用品

 新型コロナウィルス感染症と診断されると、症状がある感染者は10日間、無症状者は7日間の自宅待機となって隔離環境に置かれることになります。 そうなるとフードなどを買う事が難しくなることも考えられますよね。 あらかじめペットの健康と食料やトイレ用品など用意することが大事です。 「3日分」など日数を決めて用意するのではなく、使ったら買い足していくというローリングストック 方式で普段から充分な量を備えるのがいいです。※ローリングストック方式とは・・・非常食になりそうな普段食べ慣れている食料を少し多めにストックしておいて、 食べたら買い足すという「消費しながら備蓄していく考え方」のこと。

ドライフードやパウチ、缶詰などのフードはもともと賞味期限が長めなので普段からストックしやすいです。 トイレシートや砂なども匹数に合わせてストックしましょう。 ちなみに我が家ではある一定量を保持できるようにネットの定期便などで管理しています。

🐈‍⬛ ペットに持病や治療中の場合

飼い主さんご自身も万全ではない中、ペットが病気や怪我などで治療中の場合は服用中の薬など予め多めに処方してもらい、治療に必要なものがある場合も備えておきたいです。 また実家や知人などペットの預け先がある場合は飼育に必要な手順、注意書きといったものを書いたノートやメモの用意、さらに動物病院の診察券と現金などの準備と預けることのできる人や施設を調べておくことも必要です。※最低2週間分に必要な処方食、そして検査結果や治療経過、注意点等の申し送り書も用意しておくと安心です。

 

🐈‍⬛ 健康なペットを預ける場合   
いつものフード以外にも、新しい環境になるので食欲不振の際に食べなれたもので嗜好性のあるおやつなどがあると安心です。 また消毒が可能なもので安全な小さめのおもちゃなどもペットが安心するかもしれないので用意しておくと優しいですね❤︎  でも消毒ができないような大きな敷物などは預けられないことが多いので注意が必要です。(預かり先に事前に問い合わせておくといい)

・特殊なペット(エキゾチック)については飼養管理の方法等、詳しい申し送り書などががあると受け渡しがスムーズになり預かり先が助かります。

🐈‍⬛ 高齢のペットを預ける場合 
高齢のペットは一般に環境の変化などを受けやすくストレスに弱いので、体調を崩さないように消化の良いフードがおすすめですが、普段与えているフードのほか、以前食べて問題のなかったフード、液状・ペースト状や機能性食品等の摂取しやすいフードを用意すると良いです。

🐈‍⬛ すべてのペットに共通の備え
1) ペットの情報をノートなどにまとめておく

・名前、年齢、性別、不妊去勢手術の有無、運動習慣、性質、嫌がること、怖がること、好きなこと、喜ぶことなどを記録する。
   マイクロチップの有無(有の場合は番号)
・飼育上の注意点(脱走癖、食べ物への執着、攻撃性等)や生活習慣を記しておくことも大切です。 特に咬傷事故が起きないよう細かな記述
 をするなどの配慮をしてください。

・管理に関する情報 預かりペットのことで相談できる人を最低2名確保しましょう。その方達の緊急連絡先も 記録しておきます。また、かかりつけの動物病院名・連絡先も記録しましょう。
2) 逸走対策を行う ・個体識別・飼い主明示(首輪、名札、迷子札、MC)等、逸走対策をしましょう。



❤︎猫ちゃんやワンちゃん、大事な子には・・・ 「今は離れ離れになっても頑張って治して、絶対に迎えにいくから、いい子で元気で待っていてね」と言い聞かせてあげましょう。

🐾 コロナを正しく知ることが大事です

新型コロナウイルス感染症の主要な感染経路は、ヒトーヒト間での飛沫感染と接触感染であると考えられています。 ネットなどの情報を鵜呑みにせず、正しい情報をもとに考えるようにする。 

現時点の情報では、感染したヒトからペットに感染する事例は海外で数例確認されていますが、ペットがヒトの重要な感染源となるという証拠はないとされています。

ペットを触った際は石けんや水で手を洗ったり、過度な接触を避けるなどの普段の動物由来感染症対策として行っている一般的な衛生管理を実施しましょう。

<感染等のペットに関連する新型コロナウイルスの情報>

新型コロナウイルス感染症による入院・宿泊療養の際のペットの飼育について

PCR検査の結果が陽性なら

新型コロナウイルスへの感染の有無を確認するPCR検査で陽性となった場合

  1. 感染症指定医療機関など感染管理を適切に行うことができる病院への入院
  2. 家族等への感染を防止するため、東京都等が運営する宿泊施設等での療養

のいずれかの対応になる。
入院や宿泊療養となっても、家族等にペットの世話をお願いできない場合やペット同伴型施設での療養ができない場合には、知人の方に預かってもらうか、ペットホテルを利用するなどが必要となる。
万が一に備え、検査結果が出る前から、ペットを預けるための準備をしておくことがとても大切です。

ペットを預けるための準備のポイント

1 信頼してペットを預けられる人に相談しましょう

家族や知人など、信頼してペットを預けられる方に連絡をして、いざという時に預かってもらえるようにお願いをしておきます。また、ペットホテルの情報についても事前に確認して問合せ等を行うことを検討しておきます。

2 ペットの性格や飼育上の注意点などの情報をまとめる

ペットを預かってもらう上で必要となる情報をノートなどにわかりやすくまとめて渡すことができるようにしておく。
(例)ペットの名前、年齢、性別、不妊去勢手術の有無、マイクロチップ装着、運動習慣、性格(嫌がること、怖がること、好きなこと、喜ぶこと)、健康状態、かかりつけの動物病院、飼育上の注意点など

3 飼育に必要な用具の準備・逸走対策をしましょう

リードや遊具、飼い主表示の物品のほか、常備薬や療法食などペットの命や健康に関わるものは最優先で準備しておきましょう。

ペットの受渡しの際は相手の方への感染に注意してください

(1)預かり先の方に自宅までペットを受取りに来てもらう場合

飼い主がペットをケージ等に入れて玄関先に置いた後に、受取り側が置かれた場所に向かうなど、相手との直接の接触を避けるようにしてください。

(2)ペットホテルなどに預ける場合

知人の方などに代理を依頼し、(1)と同様に接触を避けてペットを引き渡し、ペットホテル等まで送っていただいてください。
なお、ペットから人に新型コロナウイルスが感染した事例は、これまで報告されていません。

相談先について

〇新型コロナウイルスとペットに関する一般相談、PCR検査を受けたが陽性が判明したときの対応がわからない場合の相談先
・動物愛護相談センター本所(特別区、島しょ部)
電話番号:03-3302-3507
・動物愛護相談センター多摩支所(多摩地域)
電話番号:042-581-7435
受付時間:平日 午前8時30分から午後5時45分まで
陽性が判明した時点で預け先が見つかっていない場合は、お住まいの地域を担当する各保健所にご相談ください。

参考情報(東京都獣医師会ホームページ)

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。飼い主のみなさまへ(新型コロナウイルスQ&A)

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。新型コロナウイルスに感染した人が飼っているペットを預かるために知っておきたいこと

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。あなたが万が一新型コロナウイルス感染症にかかってしまう前にすませておくべきペットを預ける準備のポイント

お問い合わせ

このページの担当は 健康安全部 環境保健衛生課 動物管理担当(03-5320-4412) です。

お知らせ

新型コロナウイルス感染症の流行が拡大して以降、様々な動物への感染が報告されています。

これまで、一般的な飼育環境で、新型コロナウイルスに感染した飼い主から犬や猫へ感染した事例が、 世界で数例報告されている他、動物園では大型ネコ科の展示動物への感染も確認されています。 また、感染実験においては、猫がウイルスに感染する可能性があることが示され、実験環境等、特殊な 環境下では、猫⇔猫 感染も起こり得るとされています。

したがって一般社会に置きかえると、多頭飼育崩壊等の劣悪な環境下では、人がその環境に新型コロナ ウイルスを持ち込んだ場合、人から猫に感染したのち、猫間での感染や、排せつ物等による環境の汚染等が 起こる可能性はあると考えられますが、適切な飼育環境下では、このようなクラスターが起こる可能性は 極めて低いと考えます。

アメリカ疾病予防管理センター(Centers for Disease Control and Prevention)の情報アップデートに おいても、動物が新型コロナウイルス感染症の拡大に重要な役割を果たすという証拠はなく、人への 感染拡大に動物が関与しているリスクは低いとしており、現時点でも、本会を含め世界の多くの専門家は、伴侶動物を日常的に検査する必要はなく、新型コロナ ウイルス感染症は人から人へ感染する病気であり、人からペットに感染した(ペットからウイルスが検出 された)としても、さらにペットが人に病気を移す可能性は限りなく低いだろうと考えています

今後も人との接点があるペットやその他動物に関する様々な報告が行われることが予想されますが、
冷静に情報を取捨選択し、落ち着いて対応くださいますようお願いいたします。                                                                                             

 

        飼い主が新型コロナウイルスに感染しないことがペットを守るためにも大事であり、
        動物の福祉が守られ、適切な衛生状態を維持できる飼育環境を守ることが、飼い主の
        責任であり、対策になります。                                                                                                                                                  

大切な家族の一員でもあるこの子たちを守るのは他ならぬ私たちです。 どうか間違った情報に惑わされることのないよう、お世話になっている獣医さんや公式ホームページなどで正しいデータや情報を参考に万が一に備えたいですね。

仲良し

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